世界から猫が消えたなら
姉が買っていた本棚にしまってあった『世界から猫が消えたなら』を読みました。
あらすじとしては、余命宣告をされた主人公の前に悪魔が現れ、世界から何かを消すことと引き換えに余命を一日増やせるという取り引きを持ちかけられるというお話。
この本のテーマとして「何かを得るためには何かを失わなければならない」があった。深い深い一冊だった。主人公の物語とともに、もし自分だったら....と考えてしまう。自分の好きなスポーツがなくなったら、好きな食べ物がなくなったら、大切な人がなくなったら、もしも世界から自分が消えてしまったら。人間という稀有な存在、幸と不幸などなど様々な切り口から人生を語っていくような物語。心がほっこりすると同時に今後の自分に大きく影響を与えてくれるような作品でした。